サーキット
イモラ・サーキット開催GP:エミリア・ロマーニャGP
開催地 |
ITA/Imola |
全長/周回数 |
4.908km/63周 |
走行距離 |
309.05km |
コースのタイプ |
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開催回数 |
27回 |
日本との時差 |
8時間 |
レコードラップ |
- |
レース結果
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開催日 |
優勝 |
ポールポジション |
初開催 |
1980年9月14日 |
N.ピケ |
R.アルヌー |
前回優勝 |
2006年4月23日 |
M.シューマッハ |
M.シューマッハ |
今シーズン |
2020年11月1日 |
L.ハミルトン |
V.ボッタス |
サーキット情報
1988年以降「アウトードロモ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ」の名称で知られるイモラは、1950年に建設が始まって1952年10月にテストコースとして開始、翌1953年には二輪のレースが開かれるようになった。
イモラにF1が初めてやってきたのは、1963年のノンタイトル戦。だが同じイタリア北部にある伝統のサーキット、モンツァとの政治的駆け引きに時間がかかり、イモラがはじめてイタリアGPを行ったのは1980年のことだった。そして1981年、それまでの空白期間を施設改修に充てたモンツァと関係正常化を果たし、2006年まで欠かさずサンマリノGPを開催したのである。
イモラの魅力は、地形を生かしたコースでレーシングマシンが見せるスリリングな走りに尽きる。2020年シーズンに先駆けて当地で新車「AT01」のテストを行ったピエール・ガスリー(アルファタウリ)は、人生最高のF1体験と語っていた。またチームメートのダニール・クビアトは、こう話している。「たとえばF1でアクア・ミネラーリを走り抜けると、進入速度がありえないほど速くて最高に気持ち良いんだ。アドレナリンが湧き上がる気分だよ」
ブラジル・サンパウロのインテルラゴスと並んでイモラは、今どき珍しい反時計回りのサーキット。古くからのコースだけに名物コーナーも多く、トザ、ピラテッラ、前述のアクア・ミネラーリ、リバッツァなど走りの見どころには事欠かない。
今年トスカーナGPを初開催するムジェロにも程近いイモラは、地形的にとても恵まれた土地に位置している。モデナ近郊のマラネロは、ご存知フェラーリの本拠地もある。
ところでイモラで忘れてならないのは、アイルトン・セナ(ウィリアムズ)とローランド・ラッツェンバーガー(シムテック)を相次いで失った1994年サンマリノGP。もしイモラを訪れる機会に恵まれたら、ぜひ現地で二人に思いをはせたいところだ。